池田さんご家族

池田さんご家族

大変そうに見える事も、全て驚きの連続。生活の何もかもを楽しんでいます!

移住した年
2012年(インタビュー年:2015年)
早川に移住したきっかけはなんですか?

(だんなさん)前から田舎暮らしに興味がありました。でも東京で働いているうちは、昼夜問わずの仕事で全く家庭を顧みなかったですね。そんな中、東日本大震災が起こって、社会の仕組みに疑問を感じるようになりました。政治や経済が変わらない中で自分だけでも変わろうと思ったのがきっかけで、田舎暮らしに踏み切りました。会社勤めに関しては納得いくまでやり切ったので、これからは家族との時間を大切にしたいという事です。

(奥さん)東京では、私も仕事に家事にと時間に追われる生活でした。そんな中起こった東日本大震災。いつ死ぬか分からない。それなら、生きているうちに好きな事を思いっきりしたいと思ったのがきっかけです。その好きな事が田舎暮らし、畑づくりでした。

(だんなさん)海が好きだったので、九州なども考えていましたが、やっぱり親元に近い方が何かと良いだろうということで、都心から近い所を選びました。

(奥さん)7月に早川のセミナーに参加して、実際に現地を見に来たのが8月。良い所だなぁと思いました

(だんなさん)何も無い感じと、「日本一人口が少ない町」というキャッチフレーズが気に入りました。実際に集落を見て、「ここだ!」とピンと来た感じです。他にも、小学校の雰囲気、設備が良く、先生の熱意も感じて、ここで子育てしたいと思ったのもきっかけです。先輩移住者の話を聞いても、先生と話しても、皆とても生きいきしていました。

早川に移住して良かったなと思う事はなんですか?

(だんなさん)何でも楽しんでいます。傍から見たら大変と思うような事も、全て驚きの連続です。家も最初はかなり傷んでいましたが、ちょっとずつ修理しながら住んでいます。これがまた楽しい。

それと、住んでいる集落が大きな家族みたいで好きです。早川では、集落ごとにカラーがありますが、黒桂集落は「集る」「飲む」「行事が盛ん」「若手も元気」というカラーで、団結した温かい集落です。

都会では挨拶以上の付き合いって無いじゃないですか。ここでは、差し入れをしてもらったり、家に呼んでもらったりと密な付き合いが出来ています。反面、最初にイメージしていた田舎ならではの干渉が少ないのも良いですね。

子どもたちの様子はどうですか?

(だんなさん)学校は少人数なので、一人ひとりが主人公という感じです。高学年が下の子の面倒を見るといった縦社会ができているのも特徴だと思います。

子どもたちは、色々な大人と関わる機会が増えました。人前で堂々とできるようになったのがこっちに来てから変わった事ですね。東京よりも早川を気に入った様子です。

せっかく大自然の中で暮らしているのだから、やっぱり子どもたちを山や川で遊ばせたいなぁと思います。放っておくと、ゲームに流れがちなので、親が教えたり、近所の親同士言い合わせたりして、積極的に外で遊ばせるようにしています。

先生と保護者が一緒に飲んだりする事もあって、距離の近さを感じますね。その他にも地域と学校の距離も近い。保護者、先生、地域が一緒になって学校を盛り上げています。

生活の中で大変に感じる事はありますか?

(だんなさん)何もありません。ご近所に何でも相談できる人がいる事も大きいと思います。経済面での不安はありますが、今は家族との時間を大切にしたいと思います。

今後の目標などを教えてください。

(だんなさん)現在、町の特産品を通販で販売する仕事をしています。今はまだ稼ぎも少ないですが、早川にある団体と連携して試行錯誤していけば何とかなるのではと思っています。少しでも町が良い方向に進んでくれれば良いなと思いますし、学校の存続にも協力して行きたいです。

(奥さん)今後も畑を試行錯誤しながらやっていきたいですね。化学肥料を使わなかったり、自然農にもチャレンジしてみたいです。

これから移住をお考えの方達へのメッセージをお願いします。

まずは、移住前にしっかり集落を見てから住む場所を決める事ですね。移住してからは、率先して行事や集落の仕事を手伝う事。そうすれば、自然と集落に溶け込めると思います。

早川での生活は、都会の生活とは全く別のものです。早川の田舎ならではの暮らしを楽しんでください!

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